2008-05

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映画の中のネィティブアメリカン達⑧ワイオミング

マウインマン

マウテンマン2

ブラックフット2


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●編集前記
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マウンテンマンはいちばんインディアンに近いところにいた人達です。
生活圏も同じなら、生活スタイルもインディアンと同じでした。
それだけにインディアンと遭遇することは日常的なことでした。
それが故に”ホワイト・インディアン”とも呼ばれていました。
マウンテンマンはトラッパーとも呼ばれていましたが
正しくはハンター・パイオニア(狩猟開拓者)といいます。

マウンテンマンを取り上げた映画は数少なく、他には実在したマウンテンマンを
描いた「大いなる勇者」や「ミズーリ横断」といったところです。
「ワイオミング」にはブラックフット族とクロウ族が登場しますが
同様に舞台が同じである「大いなる勇者」にも二つの部族が登場します。

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▼ロッキー山脈を舞台に生活をするマウンテンマンのアドベンチャー・ロマン▼

◇◆◇『ワイオミング』THE MOUNTAIN MEN◇◆◇ 

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【DATA】
100分
1980年 
原題:The Mountain Men
制作:マーティン・シェイファー&アンドリュー・シェイマン
監督:リチャード・ラング
脚本:フレイザー・クラーク・ヘストン
撮影:マイケル・ユーゴ
音楽:ミシェル・ラグラン

【キャスト】
ビル・タイラー:チャールトン・ヘストン
ヘンリー・フラップ:ブライアン・キース
ランニング・ムーン:ヴィクトリア・ラチモ
ヘビー・イーグル:スティーブン・マクト
ジョン・グロヴァー:ネイサン・ワイズ
ラ・ボント:シーモア・カッセル
メディシン・ウルフ:デイヴィッド・エイクロイド

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■映画の紹介文から
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『ロッキー山脈を舞台に生活をする男たちの冒険を描いたアドベンチャー・ロマン』

1836年。
ロッキー山脈の自然の中でハンターとして自由に暮している
ビル・タイラーと古くからの仲間ヘンリー・フラップはある日、
泥棒インディアン、クロウ族の手から
美しいインディアン娘ランニング・ムーンを救った。
彼女は、しかしどう猛なブラック・フィート族の酋長ヘビー・イーグルの愛人だった。
ヘビーの元に戻るのを嫌がる彼女を後にして
2人は、新しい仲間、ネイザン・ウェスと共に年1回の集会に出席するために旅に出た。
集会地ポポ・アジーでは、数百人のハンター達が集まり、毛皮の売買
酒を飲んでのどんちゃん騒ぎなどが繰り拡げられた。
席上、タイラーは、友人メディシン・ウルフから魔法使いを紹介され
ウインド・リバー山脈にビーバーが多く棲息する秘密の谷があることを聞く。
その谷を探しに行く決心をしたタイラーとフラップは
ランニング・ムーンを伴いウインド・リバーを目指し出発した。
数日過ぎるうちに、タイラーは
ランニング・ムーンに恋し始めている自分に気がついた。
そんなある日、彼はひとりで罠を仕かけている時
ブラック・フィート族に襲われ、逃げ戻ったキャンプでも
さらに多くの敵たちに囲まれた。
そして、タイラーとランニング・ムーンは、なんとか逃げのびるが
フラップは捕えられ頭の皮をはがされてしまう。
今や、お互いの愛を強く感じ合っているタイラーとランニング・ムーンは
ウインド・リバーへと急ぐが
またもヘビー・イーグルに掴まり残酷な“死のゲーム"をやらされる。
が、タイラーは、再び1人脱出に成功した。
ある日、頭皮の一部を失ったフラップと出会ったタイラーは
そこでメディシン・ウルフとも出会う。
ウルフから、ランニング・ムーンが無事であることを聞いたタイラーは喜ぶが
とりあえず、ビーバー谷を求めて、フラップ、そして、ラ・ボンらと旅立った。
しかし、メディシンを尾行していたヘビー・イーグルに突然襲われ
フラップとラ・ボンを失い、タイラーはひとり残されてしまった。
ただひとつの心のささえであるランニング・ムーンを助けるべく1人で
ブラック・フィート族の村に向かったタイラーは、計略をめぐらせ
ランニング・ムーンをまんまと救出するが
目の前にヘビー・イーグルが立ちはだかった。
共にナイフをもち決闘する2人。
朝日を浴びたイーグルのナイフがタイラーの胸に刺さる寸前
一発の銃声が轟き、ヘビー・イーグルが地面に倒れた。
それは、ランニング・ムーンの憎しみをこめた一発だった。
彼女とタイラーは、やっと固く抱き合うのだった。

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■ストーリー
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雄大な風景を背景に2頭の馬が疾走する。
そしてもつれ合うように川に馬ごと飛び込む。
ビル・タイラーーの旧知の友人ヘンリー・フラップだった。
「インディアンに頭の皮をはがされたんじゃ」
「俺はそんなバカじゃない」
「今までどこに?」
「イエローストーンだ」
「オレはセントルイスにいた」
「インディアンは?」
「ブラックフットがここら辺に」
「違うクロウだ。ここ1週間、オレの馬を狙っている」
「確かにブラックフットだ」
「クロウだ」

「プラットのバッファローは少なくなった」
「ポーニーの奴等が皮を獲るんで殺しやがった」

タイラーとフラップは途中で出合った
マサチューセッツの商人のナット・ウェスとともに集会場へ行くが
集会場に行ってみたら「ポポ・アギーに来いとの貼り紙が」

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3人は野営する。
焚き火を前に相変わらず
「クロウだ」「ブラックフットだ」と言い張る2人。
翌朝、夜に盗まれた馬を取り戻してきたタイラーだが
野営地にクロウ族のクロス・オッターと仲間2人がやってきた。
「何の用だ」
「タイラー、お前の心は真っ暗だ」
「そっちが先に盗んだ」
「オレのキャンプには強い男が沢山いる。殺されるぞ」
「そっちこそ気をつけろ」
「お前は冬に我々の馬を盗んだ」
「去年の秋にお前が盗んだ馬だ」
「贈りものをくれ。静かに帰る」
「何をぬかす。もう沢山だ」
「オレ達は馬を持っていく」
「戦ってからだ」
尻を突き出して
「お前の話し方は女みたいだ。牛のクソでも食え」と挑発するクロス・オッター。

話の最中、1本の矢がクロウ族の1人を射抜く。
ブラックフット族の襲撃である。
1人が尻を突き出し「クロウのくそったれめ」と挑発する。
銃撃鮮になるが、多勢に無勢。
タイラー達は逃げるが、逃げ込んだのはブラックフットの集落だった。
戦いの中、タイラーを襲ってきた戦士を倒すが
それはブラックフット族のリーダーである
ヘビー・イーグルの妻のランニング・ムーンだった。
気を失った妻を連れて帰るタイラー。

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ブラックフットの集落では
長老とヘビー・イーグルが話していた。
「どんどん増える。このまま増えれば食べ物がなくなる。住むところもなくなってしまう」
「ではお互いに仲良くすればいい」
「奴等は我々の土地を汚す。バッファローを殺し、ビーバーを獲る。
我々のものはひとつも渡さない」

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無事、逃げ切ったタイラー達はランニング・ムーンを残して集会場に着いた。
集会場には数多くのマウンテンマンとインディアンが集まっていた。
酒を飲み、銃を乱射して、集会場はお祭り騒ぎだった。
タイラー達もその輪に加わった。
タイラーの友人のクロウ族のメディシン・ウルフも酔いに任せて
乗馬の曲芸乗りを皆の前で披露する。

タイラーはク110歳というロウ族の長老、アイアン・ヘリーの元へ相談に行く。
アイアンヘリーは
「ウインドリバーの山の中に谷がある。そこには星の数ほどのビーバーがいる。
だがそこはブラックフットの土地だ。ブラックフットがビーバーを護っている。
何年も誰も入っていない」

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翌朝、眠っているタイラー。
そこに水をかけるランニングムーン。
目を覚ましたタイラーにつっかかり、一緒についていくというランニングムーン。
部族の習慣だという。

集会は終わり、三々五々、荒野に分け入っていく仲間たち。
タイラーとフラップ、そしてランニングムーンの3人も旅立つ。
ブラックフットは相変わらず追いかけてきて、夜に朝に襲撃を繰り返してくる。
人数に勝るブラックフットについにフラップが捕らわれ、スカルピングされてしまう。

なんとか逃げ切ったタイラーはランニングムーンとともに狩猟を続ける生活をする。
ランニングムーンは食事の支度から猟の手伝いと甲斐甲斐しくタイラーを支える。
ある日の朝、起きてきたタイラーは「シャツは?」と尋ねる。
そっと新しいシャツを差し出すランニングムーンに「凄いぞ」と感動する。
ランニングムーンはタイラーのシャツがぼろぼろだったことから
毎日隠れて鹿皮のシャツを作っていたのだ。

しかし、そんな幸せな生活も長くは長くも続かなかった。
執拗にブラックフット族は襲撃をかけてきた。
手を取り逃げる二人だがついに追い詰められ、タイラーは捕らわれてしまう。
ランニングムーンもヘビーイーグルが馬で轢いてしまう。
捕らえられたタイラーは
ヘビーイーグルからランニングムーンが死んだことを伝えられ
ブラックフットの集落に連れていかれた。

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翌朝、皆の前に引き出されるタイラー。
遥か前方には1本の槍が地面に突き立てられている。
ヘビーイーグルは「逃げろ」という。
タイラーは槍を手にして走り出した。
追うブラックフット。
川まで走り、水中に潜り、ビーバーの巣に逃げ込む。
ビーバーと鉢合わせするが、しばらくして巣の中に入ってきたインディアンを一人殺す。
巣を出てさらに逃げるタイラーだが、ヘビーイーグルが追いつめ、飛びかかる。
もつれるようにして川に落ちる二人。
激流に流されながらも岸に上がるヘビーイーグルに対し、タイラーは滝つぼに落ちていく。

集落に戻ったヘビーイーグルを出迎えるランニングムーン。
ティピ内。
ヘビーイーグルは口に含んだ水をランニングムーンに口移ししたが
ランニングムーンは水を吐き出す。
自分を受け入れないランニングムーンに対し
怒ったヘビーイーグルは彼女を強引にレイプする。

時は流れ、雪が降る冬を迎えた。
逃げ延びたタイラーはクロウ族の集落を訪ねた。
しかし集落は焼かれ、全員が殺されていた。

その頃、ブラックフットの集落にはクロウ族のメディシン・ウルフが捕らわれていた。
ランニングムーンは優しく接し、食事の面倒をみていた。
そして馬を用意してメディシン・ウルフを逃がした。
それを遠くから見ていたヘビーイーグル。

タイラーは広い雪原に辿りついた。
そこには死んだはずのヘンリーがキャンプをしていた。
再会した二人は再び、猟に出た。

ある日、遠くから馬に乗った男が近づいてくる。
男はメディシンウルフだった。
ランニングムーンがブラックフット族の集落にいることを告げて死んでいく。

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二人はウインドリバーを目指した。
途中、知り合いのトラッパーと出会うが
一人は殺され、一人はブラックフット族を引き連れてきた。
再び、ヘビーイーグルと出会うタイラー。
戦闘の中、ヘンリーは矢によって死んでしまう。
一人になったタイラーはランニングムーンを救い出すため
ブラックフットの集落に向かった。
集落に着いたらヘビーイーグルが待ち受けていた。
一対一の戦い、タイラーがナイフで今まさに刺されようという瞬間
ヘビーイーグルが銃弾に倒れた。
撃ったのはランニングムーンだった。

集落を去った二人は、ヘンリーと別れを告げ
旅立った。


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■解説
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この映画の封切り年は1980年。
ほとんど西部劇が作られなくなった時代の西部劇です。
つまり西部劇では最近のものです。
それだけにインディアンやマウンテンマンのディティールが
しっかりと描かれていることに感心します。

・クロウ族と主人公のタイラーとの会話で馬を盗んだ話が出てきます。
この時代、インディアンはどの部族もまだ十分に馬が渡っていませんでした。
それだけにインディアンは馬を盗むことを
この映画の中のブックフット族もリーダーのヘビーイーグルだけが馬に乗り
他のインデイアンは歩いています。
馬はまたインディアンの女性を妻にもらうときの交換条件でした。
これといった財産を持たないインディアンにとって交換できるものは
馬しかなかったのが事実です。
インディアンは馬が欲しいがために、トラッパーに娘を提供して
馬を手にいれることもありました。
ある意味、女性は馬と交換するための道具でもありました。
それほどインディアンにとって馬は重要なものでした。

インディアンで初めて馬に乗り出したのは
アパッチ族とコマンチ族でした。
スペイン人が持ち込んだ馬が繁殖して増えていくなか
逃げ出した野生の馬を捕らえ、乗り出したのです。
なかでもコマンチ族はインディアン各部族の中でも
一番、乗馬が上手でした。
その事実を知っている白人はコマンチ族と遭遇したときは
ただ逃げるしかありませんでした。

・クロウ族のリーダーとタイラーが話をしているとき

クロウNA

リーダーがパイプを取り出すシーンがあります。
バイプを吸いあうのが儀礼で、別名ピースパイプと呼びます。
その名の通り、平和的に話そうという意志を表現しています。
インディアンは白人と真剣に話しをするとき
必ずこのパイプを持ち出します。
まずパイプでタバコを吸ってから、話し合いに臨むというものです。

・ヘビーイーグルがチーフとの会話の中で口にした
「白人の薬が我々を弱くした」という言葉がとても印象的です。
薬、即ち酒のことですが、酒の味を覚えたインデイアンは
堕落していったようです。

・タイラーとヘンリーとの会話
「夜は戦わないブラックフット。夜明けまでは人を殺さない」
という言葉があります。
インディアンの約束事なのか、それとも武士道にも似た精神なのか
分かりませんが
夜の戦闘については各個人の判断だったのではないでしょうか。

・ヘンリーの葬儀のシーン
この時代でも白人は埋葬するのが一般的でしたが
ヘンリーはインディアンの葬儀同様、木の枝で高床式の台を作り
死者をバッファローや鹿の皮で包み、台に寝かせるという風葬スタイルでした。
ヘンリーの意志なのか
それともインディアンに近い生活をした人間なのだから
インディアン式のやり方でという考えなのか
分かりませんが印象的なシーンです。

・バッフアローの毛皮
タイラーが使っていたバッファローの毛皮。
眠るときはブランケットとして、冬にはコートまたはローブとして使えるものです。
トラッパーには必需品といえるものだったと思います。

●マウンテンマン(トラッパー)と集会場

この映画の主人公タイラーのような人たちを
トラッパー(罠猟師)といいいますが、一般的にはマウンテンマンとして知られていました。
トラッパーは文明からの逃亡者で
未開の地に強く魅力を感じる変わり者でもありました。
しかしマウンテンマンはインディアンから狩猟の仕方を学び、インディアンの言葉を話し
インディアンと同じカヌーに乗り、
インディアンとは積極的に交流して、上手に付き合っていました。
また彼らはインディアンの女性を妻にすることが普通でした。
荒野での生活に慣れていることもありますが
一番の理由は皮をなめすのが上手だったからです。

ロッキー山脈を探検した最初の白人はマウンテンマンでした。
北米大陸で最初のマウンテンマンは1668年
カナダのケベック州にフランス人が入植した頃です。
しかしヨーロッパ人の志向が変わり、1839年にはマウンテンマンはいなくなりました。
マウンテンマンは幌馬車隊のガイドや政府に雇われた探険家、軍隊のスカウトに転職しました。

マウンテンマン達の毛皮を購入する毛皮商人や貿易商人をトレイダーといいました。
トレイダーはセントルイスから来ていました。
またインディアン達が持ち込んだ毛皮は現金で購入することはなく、物々交換が一般的でした。
1830年当時の相場としては
バッファローなどの皮1枚でナイフ3個または鉄のやかん1個、3枚~10枚で馬1頭でした。
毛皮はビーバー、カワウソ、アライグマ、ミンク、夜行ネズミ、スカンク、イタチなどでした。
インディアン達は他にもトマホーク、毛布、染料、ビーズ玉などと交換しました。
特にインディアンが欲しがったのは、ナイフ、弾薬、鮮やかな色の布、ガラスのビーズ、酒でした。
貿易商人はインディアンがものの価値が分からないことをいいことに
おいしいしい取引をしていました。
こうした物々交換のために、砦の周りにインディアンがティピ等で野営しているのが普通でした。

こうしたインディアンやマウンテンマン達が集まる集会場(交易所)を
ラン・デ・ブー(フランス語)といいました。
集会は山の中の定期市場であり、社交的なイベントでもありました。
この映画のように夜遅くまで歌ったり、踊ったりしました。
集会は通常7月の3週間、開催されていました。
大きな集会では2000人もの人が集まりました。

また砦の中に作られた集会場もあります。
砦に住んでいる人達はブルジョワ(フランス語)と呼ばれていました。
この映画の舞台であるワイオミング州にはララミーという有名な砦がありました。
オレゴントレイルの重要な拠点であり、毛皮取引の中心地でありました。

●クロウ族とブラックフット族

正式にはブラックフット(Blackfoot)族とクロウ(Crow)族は
スー・グループ(Sioux)の中のティトン(Teton)族の下の
ブラックフィート(BlackFeet)族に属していたバンド(小部族または支族)でした。

スー(Sioux)族―NATION

ティトン(Teton)族―TRIBES(7-TRIBES)

ブラックフィート(BlackFeet)族―SUB-TRIBES(6-SUB-TRIBES)

ブラックフット&クロウ族―BANDS(8-BANDS)

ブラックフット族は転住してきたクリー族に押されて、1700年代初期に
サスカチュワンから西と南に移り、平原インディアンとなりました。
しかし、クリー族との毛皮交易を通じてガンを知り
ヨーロッパ人とは1870年代、バッファローの数が減少し始めた頃に接触。
カナダのブラックフット族は各集団別に首長が白人と協約を結び
1877年、平穏のうちに指定居住区に入りました。
アメリカ内のブラックフット族はPiegon族ともいい
ただ一度だけ1869年に騎兵隊との本格的な交戦を経験しました。
クロウ族は別名アブサロカ族ともいいました。

・この映画ではクロウ族は上半身は裸で
下半身にはバックスキンのパンツを履いています。
対してブラックフット族は上下とも
バックスキンのシャツ、パンツを身に付けています。
これは映画上、判断しやすいということからだと思います。
髪に付ける羽根の付け方やペインティングにもそれぞの部族で違いがありますが
この映画に登場するインディアンにはとてもリアリティがあります。
特にメディシン・ウルフの髪型はとても面白い。
メディスンが付くのですからメディスンマンなのでしょうが
いかにもそれらしい雰囲気の髪型です。

・クロウ族と主人公のタイラーとの会話で馬を盗んだ話が出てきます。
この時代、インディアンはどの部族もまだ十分に馬を持っていませんでした。
それだけにインディアンは馬を盗むことに必死でした。
この映画の中のブックフット族もリーダーのヘビーイーグルだけが馬に乗り
他のインデイアンは歩いています。



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プロフィール

北米先住民族文化研究所 パニオロ・ケニー

Author:北米先住民族文化研究所 パニオロ・ケニー
ネィテイブ・アメリカンの研究をライフワークとしています。研究を始めて15年。インディアン、エスキモー、イヌイット等、北米の先住民族〔ネイティブ・ピープル〕の生活文化の素晴らしさと事実を多くの人に知ってほしいと思います。






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